――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」  ***  今のところ、関税がクリスマスを台無しにする兆候はほとんどない。  先月にはインフレが回復し、米労働省が14日に発表した10月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比2.5%の上昇となった。その多くをガソリン価格の上昇が担ったが、相場は原油市場の大幅な下落を受けて既に反転している。食品とエネルギーを除いたコアCPIの上昇率は前年同月比2.1%と、9月の2.2%を小幅に下回った。