2年ほど前、ウォルト・ディズニーでプリンセスのキャラクターを管理する幹部たちが集まって、未公開映画のあるシーンを見た。ディズニーはそれまで何年もかけて、アリエルやエルサ、白雪姫など、多くの収益をもたらす女性らしいキャラクターを育ててきた。幹部たちがこの時見ていたのは、今月米国で公開されるアニメ映画「シュガー・ラッシュ:オンライン(原題:ラルフ・ブレークス・ジ・インターネット)」の一部で、プリンセスたちは普通の若い女性として描かれていた。エルサと眠れる森の美女は髪を下ろし、パジャマを着ている。白雪姫は分厚い眼鏡を見せびらかしている。シンデレラはガラスの靴を割り、部屋に入ってきた女の子の方に突き出す。ラプンツェルはその女の子に、「強い男の人が現れれば問題は全て解決すると人は思っているのかしら?」と聞く。
ディズニーの課題:現代版プリンセスどう描く?
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