上司にアイデアを話したらさも自分が考えたかのように会議で発表された。徹夜でプレゼンテーションの準備をしたのに上司に手柄をさらわれた。コンサルティング会社カルチャー・ワークス(ユタ州プレザントグローブ)の調査によると、上司が手柄を横取りすることほど社員の信頼を損なうものはない。同社の共同創業者で「The Best Team Wins(最高のチームが勝利する)」の共著者であるエイドリアン・ゴスティック氏は、上司のこうした行動は陰で上司を中傷する文化を生み、社員は「アイデアを盗む上司のためになぜ一生懸命働かなければならないのか」と考えるようになると話す。社員の5人に4人が複数のチームで働くようになり、こうした問題が起きる可能性は高くなった。多くの社員に複数の上司がいることも、もともと誰のアイデアだったのか分からなくなる原因の1つだ。