米アップルは今年5月、同社のサプライチェーンで従業員が納入業者からリベートや賄賂を受け取るなど業務上不正行為があった可能性を調査したことが分かった。調査が行われたことに対し、アップル最新機種の製造態勢を強化している中国の納入業者やアップルの従業員の間では動揺が広がっている。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の質問に対し、アップルの広報担当者は賄賂やリベートを受け取ったという証拠は見つからなかったと述べた。しかし、調査を始めたきっかけやそうした結論に至った理由については明らかにしていない。