画像はイメージです。 Photo:PIXTA
新NISAに関する記事やマネー誌に目を通すと、著名な投資家が「初心者への参考」として、自身のポートフォリオを紹介していることが多くあります。その中には、新NISAの王道として知られる「オルカン」や「S&P500」について「おすすめしない」と断言し、それらを組み込まない戦略を提案する人もいます。こうした意見が飛び交う中で、初心者は結局、何を参考にすればよいのでしょうか?資産1億円のファイナンシャルプランナーが、初心者が取るべき投資の考え方を徹底解説します。(ファイナンシャルプランナー 寺澤真奈美)
資産1億円のFPが
「儲かっている人の完コピ」をお勧めしないワケ
新NISAのスタートから丸2年が経過しました。
制度開始当初の熱狂は落ち着きを取り戻しつつありますが、新NISAをめぐっては、「オルカン(全世界株式)かS&P500(米国株式)を買っておけばいい」という王道の理論がある一方で、「それらはおすすめしない」とする専門家の声もあり、意見が分かれています。
さまざまな情報があふれる中で、投資初心者ほど「なにが正解なのか」と迷いがちですが、結論から言えば、「儲かっている他人のポートフォリオの“完コピ”は避けるべき」だと筆者は考えます。
というのも、プロ投資家や成功者が強気なポートフォリオを組める背景には、相場の暴落にも動じないメンタルや、損失をカバーできる安定収入・稼ぐ力といった土台があるからです。
その土台を持たないまま銘柄だけを真似するのは、ハイキングの経験しかない初心者が、プロ登山家と同じ装備だけをそろえて険しい山に挑むようなものなのです。
投資に「100%成功する戦略」は存在せず、どのようなポートフォリオでも損失のリスクが伴います。
それにもかかわらず、初心者が自分に合わない投資方法を選び、「他人が選んだ投資のリスク」まで背負い込んでしまうと、わずかな値動きにも耐えられず、不安に押しつぶされて投資をやめてしまうことになりかねません。







