ドナルド・トランプ米大統領は4日、中国との通商協議について、中国側は約束を守るだろうとして先行きを楽観する考えを示したが、中国が問題の解決に動かない場合には関税の発動を続ける構えを見せた。トランプ大統領はツイッターへの投稿で「中国との交渉はすでに始まっている」とし、「延長されない限り、アルゼンチンで行われた(中国の)習近平国家主席との温かく、素晴らしい夕食会から90日で交渉は終わる」と述べた。中国側は交渉期限については言及しておらず、米国の言い分を知らされて憤慨したもようだ。トランプ大統領が指摘している90日間は、12月1日から始まった。トランプ大統領はまた、ロバート・ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表は中国との交渉妥結が可能かどうか、スティーブン・ムニューシン米財務長官、ウィルバー・ロス米商務長官、ローレンス・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長、中国政策顧問のピーター・ナバロ氏らと緊密に連携しながら見極めると述べた。