ホワイトハウスの高官らは、ドナルド・トランプ大統領には金利を引き上げたことを理由にジェローム・パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を解任する権限はないとの見解を示した。トランプ氏が利上げへの不満からパウエル議長を解任し、不安定な金融市場を動揺させかねないとの警戒感を鎮める狙いだ。米大統領首席補佐官代行に指名されたミック・マルバニー行政管理予算局局長は23日、ABCの政治討論番組「ディス・ウィーク」で、トランプ氏は今、パウエル議長を解任できないと「認識している」と話した。前日にはスティーブン・ムニューシン財務長官も、大統領はパウエル氏の解任を提案しておらず、解任できるとは考えていないと述べた。
FRB議長更迭探るトランプ氏、政権高官は権限否定
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