東京地裁は25日、日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役の保釈を認める決定をした。ケリー前代表取締役は10日、カルロス・ゴーン前会長と共に金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪で起訴された。ケリー前代表取締役は現在もまだ拘留中で、東京地検は決定を不服として準抗告を申し立てる可能性がある。保釈金の額は7000万円。ケリー前代表取締役は、平成26年度まで5年間にわたるゴーン前会長の役員報酬を過小に記載したとされる事件で前会長とともに起訴されている。ケリー被告の弁護士は、同被告は不正行為を否定しており、裁判で無実が証明されると確信していると述べた。