本書の要点

 (1) ブランド人の仕事は、お客様を喜ばせることである。夜寝る前に、今日1日の自分の仕事が誰を喜ばせたかを考えよう。
 (2)サラリーマンが失敗しても、せいぜいクビになるだけだ。組織という後ろ盾があるのだから、どんどんギャンブルしよう。
 (3)SNSのフォロワーは、何があっても奪われることのない資本である。フォロワーの最大化を目指せ。
 (4)相手の信頼を勝ち取るのは正直さだ。正直さとはつまり、プライドを捨てて「パンツを脱げること」である。

要約本文

◆君は誰を笑顔にしたか?
◇汗水に価値はない

 ブランド人を目指すにあたって、まず考えてほしいことがある。それは、ブランド人とは仕事人であるということ、そして「仕事とは何なのか」ということだ。

 ラーメン店に入ると、カップラーメンより高いのにカップラーメン以下の味しかしない1杯にがっかりさせられることがある。たしかにラーメンやのオヤジは早起きして汗水たらしてスープを仕込んでいるのだろう。しかし彼のラーメンは客を満足させていない。むしろ「二度とこの店には来るものか」という憤りさえかき立てる。さて、このオヤジは果たして「仕事をしている」と言えるだろうか。

 仕事のあるべき姿とは何か。それは、「お客様に喜びを与えること」「他人の役に立つこと」である。汗水やつらさ、苦しさそれ自体に価値はない。お客様を喜ばせることだけがブランド人の仕事である。どんなに苦労しようと、誰も喜ばせることができなければそれは仕事ではない。お客様を喜ばせ、人の心を動かして初めて、君の仕事が世の中に価値を生み出したことになる。

 一度、「鳥の目」になって自分と自分の仕事とお客様との関係を俯瞰してみよう。君の仕事の本当のお客様は誰か? 他人や社会とどのような関わりをもっているか? どうすれば君の仕事がお客様、ひいては社会を盛りたてることができるか? どんな大義や志があるか? そして夜寝る前に、今日1日の自分の仕事が誰を喜ばせたかを考えよう。ブランド人への道は、お客様とともに歩むものである。