米中は「戦争」状態に突入
日本はどう振る舞うべきか?

 この日まで、トランプ政権には、敵がたくさんいた。中国、北朝鮮、イランをはじめ、NATO分担金をあまり払わないEU、米国選挙に介入するロシア。日本までも、「不公平な貿易を行っている」と非難されてきた。しかし、ペンス演説を境に「主敵が設定された」のだろう。

 2017年は、トランプが大統領になった年であり、北朝鮮が大暴れした年でもあった。2018年は、米中覇権争奪戦が始まった年となった。

 戦闘は行われていないが、これはまさしく「戦争」だ。しかし、「平和ボケ」している日本の指導者は、そのことをまったく自覚、認識していないように見える。

 日本はかつて、「ナチスドイツの同盟国になる」という、最悪の失敗を犯した。

 今回も、「米中戦争が始まった途端に、中国に接近する」という、愚かな動きをしている。安倍政権が、過去の過ちを繰り返さないことを心から願う。

 現在日本がやるべきことは、3つだ。

 ・米国との関係をますます強固にすること
 ・米国に「裏切り者」と思われないよう、中国への接近を控えること
 ・米国が中国をたたいたら、日本も同調すること(例・ファーウェイ排除)

 日本は今、「戦勝国側」にいる。しかし、世界情勢に疎い指導者が、無意識に「敗戦国側に寝返る」可能性があることを、国民は一時も忘れてはならないだろう。