【ソウル】韓国のサムスン電子は8日、2018年10-12月期(第4四半期)の営業利益が前年同期比29%減少するとの見通しを発表した。アナリスト予想を大幅に下回り、IT業界が難局に直面していることを改めて示唆した。  同社は「マクロ面での不透明感の高まり」が背景にあると説明。さらに、メモリーチップ需要の「低迷」や携帯端末事業の「競合激化」も挙げた。  サムスンはスマートフォンのようなデバイスやテレビを生産しているほか、世界最大級の電機メーカーに部品を供給している。世界のIT業界の今後を占ううえで重要な存在だ。