最終的には
実行ボタンを押すのみ!
青木 頭のいい人になるためには、私の本の中にも出てくる「共通点を見つけ出して抽象化する」ということを繰り返すといいと思います。パターン認識をすることによって処理速度が速くなるんですよ。今日話していて思ったんですが、佐藤さんと私、弁護士と医者という全然違う仕事をやっているのに意外と共通しているところがありますよね。まったく接点のなさそうな企業の社長さんなんかとも、話していると意外と共通点があって、話題に困らなかったりします。
佐藤 結果を出しているスペシャリスト同士は、共通点があるものですよね。私は、頭がよくなりたいと思っている人には2種類のタイプがいると思っているんです。頑張っているけれど、頭がよくなれない人と、なんとなく頭がよくなりたいと思ってる人。努力してもなれない人は、私たちの本を参考に、今までのやり方を変えて、まずはやってみるのが大事なんじゃないかと思います。漠然と思っている人は、頭のいい人を目指すんじゃなくて、とにかく「やれ」の一言に尽きますね。きっかけや方法はいろいろありますが、結局やるしかないんですよ。
青木 インプットだけしても最後は実行ボタンを押さないと何も始まらないですからね。あとは、「常に考え続ける」こと。頭のいい人たちの共通点って、そこだと思うんです。何かが起きたときに、どうしてそういう結果になったのか、なぜ自分はそれを選んだのかを考える。失敗したときにもそれがわからないと次に活かせないですから。
佐藤 自分の頭で考えることは、すごく大事ですよね。頭のよさって所詮先天的なものとみなさん思っているかもしれませんが、そうではないんです。方法論さえ学べば、気づいたら、頭のいい、何をやってもうまくいく人になれると私は思っています。