「地頭がよくて自然に結果を出していく人」と「世の中の成功体験を上手く取り込んで結果を出していく人」には、いくつかの共通項があります。本記事で紹介していきますが、そのうちの一つは、「とにかくやってみること」です。では、どのようにしたら、さまざまな環境のなかで、やりたいことを貪欲に進められるのでしょうか。新刊MENSA、ISI、HELLIQに所属する天才のパターン思考 2時間で知能が高まる「思考の技術」の発売を記念して、弁護士・佐藤大和氏との対談を実現。結果を出し続けられる人の行動パターンを紹介していきます。(取材・文/狩野南)

IQの高い人は、正解にたどりつくスピードが早い

青木 聡(あおき・さとし)
医学博士
JAPAN MENSA、ISI-Society、HELLIQ Society会員
1984年、宮城県生まれ。東北大学医学部医学科卒業、東北大学大学院博士課程修了。20代のある時、人口の上位2%の知能をもつ人の交流グループ「MENSA」(IQ≧130)の存在を知り、テストを受けたところ合格。それをきっかけに、「知能」を自覚的に使い始める。以降、それまで苦手意識のあった人間関係をうまくコントロールすることで、思い通りの成果を出せるようになった。その後、ISI-Society(IQ≧148、創作活動)、HELLIQ Society(IQ≧160)にも入会。2019年からは、米国名門Yale大学に留学。

青木 「頭のよさ」にはいろいろあると思いますが、IQの高い人について言えば、正解にたどりつくスピードがすごく早いんですね。情報処理速度が早い。最新型のパソコンみたいなイメージですね。同年代の人に比べて、先回りしている感覚です。先回りできるとトラブルを未然に防ぐことができますし、仕事の上でも大きなメリットがあると思います。

佐藤 なるほど。私から見た頭のいい人たち、成功している人たちのメリットは、「ストレスがなく笑顔で生きている」ということですね。見ていると、みんな人生楽しそうだなって思います。結局、頭のいい人たちってやりたいことをやっているんですよ。だからストレスがない。ストレスって人間にとっていちばんマイナスだと私は思っているんですが、楽しく生きている人たちは肉体的疲労があっても楽しいから疲労を感じない。当然ながら精神的疲労、ストレスも感じないんですよ。すべて楽しんでいるんですね。

青木 そうかもしれませんね。楽しいと、何にでも興味を持てちゃうっていうところもありますね。MENSAの人たちを見ていても、本当にちょっとしたことに興味をみつけて細かいことで盛り上がっている。知らないことを知るのが楽しいんですね。

佐藤 好奇心を持つことは、本当に大事ですよね。

ときには
わがままであれ!

青木 前回、お話ししたように私は人付き合いが苦手で、常に悩んでいたんです。「どうして自分の言っていることをわかってくれないんだろう」「相手の言うことはわかるけれど、うまくコミュニケーションとれない」って。悩んで悩んで考えた結果、たどりついた唯一の真実は「自分が自分であること」だったんですね。それだけは絶対的なもの。そうなると、やりたいことを我慢するっていうのが自分にとってどれだけストレスなのか。自分にとっては「自分」が中心にあるので、その「自分」がやりたいことは法律違反とかでない限り基本的にやるしかない。我慢しちゃうと「自分」という自分にとって絶対的なものに嘘をつくことになっちゃうのかなと思ったんです。

佐藤 そうですよね。そういう意味では、人はわがままでもいいと思うんです。ときにわがままであれ、と。だって自分の人生なんですから。

青木 確かに。昔は自分は人に合わせる覚悟はあるけれど、人付き合いがうまくないという感覚だったんですが、最近は自分自身にとっての自我がはっきりしていて、もしかしたら普通の人より強いのかなと、思うようになりました。

佐藤 私もそうだと思っています。自分では人に合わせるのは得意なつもりだけれど、根本ではやりたいようにやりたいし、人に合わせたとしても心の中では自分の信念は絶対に曲げない。日本人は「和」を大事にすることもあって、わがままって悪い意味にとらえられがちですが、そのせいで多くの人が色のない人生を送っているような気がします。でも、いい意味でわがままになれば、色がついてカラフルな人生になる。

青木 私もそう思いますね。柔軟性を残しつつも自分がこうしたい、こうなりたいというイメージをしっかり持っておくのが大事なんじゃないでしょうか。