老後の資産運用Photo:PIXTA

高齢期のお金には「3つの時期」がある

 老後のお金は多くの人が心配し、関心を持つ問題であり、雑誌などでもよく取り上げられる。もっとも、読者がいよいよ高齢化してきたためか、最近の雑誌には「お金について、死ぬ前にやっておきたいこと」といった特集が増えてきた。

 読者が高齢化するばかりでなく、亡くなってしまったらこれらの雑誌はどうなるのかと、他人事ながら心配になる。いわゆる「団塊の世代」が後期高齢者(75歳)になるのが2025年なので、この前後に紙の雑誌の多くが消えるのかもしれない。

 本稿では、本格的に老後に備える時期、あるいは高齢期に入ってからの資産運用について考える。