ワシントンで来週始まる米中貿易交渉を前に、米企業を代表する2つの有力団体が中国のハイテク政策の推進状況を詳しく記した報告書をまとめた。ハイテク産業育成策「中国製造2025」は貿易交渉の争点となっている。  米商工会議所と在中国米商工会議所は米通商代表部(USTR)に宛てた共同報告書で、ハイテク産業の世界的リーダーになることを目指す中国の野心的な計画が幅広く実行されていると指摘した。  報告書は、中央政府が掲げる「中国製造2025」計画の達成へ向け、地方当局による「深遠で協調的かつ継続的な取り組み」が行われている証拠が見られるとしている。