昨夏、住宅ローン仲介会社ギャランティード・レートの従業員が、企業の口コミ評価サイト「グラスドア」に自社の否定的なレビューを相次いで書き込んだ。6月のあるレビューは「米国流の搾取工場(ブラック企業)」だとし、星1つの低評価をつけた(最高評価は星5つ)。7月の別の投稿では「私が今まで働いた中で最悪の会社」と酷評された。同社に対するグラスドアの評価は2.6まで落ち込んだ。否定的なレビューで人材集めが難しくなることを懸念した同社のビクター・チアルデリ最高経営責任者(CEO)は、配下のチームに命じ、肯定的なレビューを投稿しそうな従業員に協力を求めることにした。同氏の指示をよく知る関係者はそう話す。彼らは9月から10月にかけて星5つのレビューを何百件もグラスドアに投稿。同社の評価は現在4.1となっている。
企業口コミサイトの評価、対象社が裏で操作か
大量投稿で得点つり上げ? 5つ星レビューが特定の月に急増、WSJ調査で判明
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