米ジーンズメーカーのリーバイ・ストラウス(リーバイス)は13日、証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)を申請した。1985年のレバレッジド・バイアウト(LBO、買収先企業の資産を担保とした借り入れによる買収)で非公開化された同社が34年ぶりに株式市場に復帰する見通しとなった。申請書によれば、IPO調達額は最高1億ドル(約110億円)を見込む。クラスA普通株をニューヨーク証券取引所に上場する。銘柄コードは「LEVI」。議決権の異なる2種類の株式を発行するデュアルクラス株式構造を採用し、ブルージーンズを発明した創業者リーバイ・ストラウスの一族が大きな議決権を維持できるようにする計画だ。11月末時点の店舗数は直営店が824店、商業施設内に独自スペースを構えるインストアショップが約500カ所。ただ申請書によれば、全世界でリーバイス製品を販売する小売り拠点は5万カ所を超える。
米リーバイスがIPO申請 34年ぶり再上場へ
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