米航空宇宙局(NASA)は13日、火星無人探査機「オポチュニティ」の復旧に向けた作業を終了させると発表した。NASAで最も耐用期間が長い火星探査機とされる同機は昨年6月に発生した大規模な砂嵐の影響で音信不通となり、数百回にわたり交信が試みられていた。  NASAはカリフォルニア州のジェット推進研究所(JPL)で決断を発表。オポチュニティは当初90日間の活動を想定して製作されたが、機器の故障や暴風、NASAの予算を巡る攻防などを生き抜き、14年以上にわたり火星の調査を続けた。