米連邦準備制度理事会(FRB)が6日公表した地区連銀景況報告(ベージュブック)によると、米経済活動は2019年初めにほぼ全地区で拡大した。ただ、多くの地区で政府機関閉鎖が経済活動の鈍化を招いたとの指摘が出た。全米12地区の経済情勢について2月25日以前に収集した事例報告をまとめた今回の報告によると、直近数週間の経済生産について10地区が「小幅ないしまずまず」のペースで拡大したと報告。フィラデルフィア地区とセントルイス地区は横ばいとなった。約半数の地区は、18年12月から今年1月にかけての一部政府機関の閉鎖を背景に、自動車販売や観光、小売りを含むさまざまなセクターの成長が抑制されたと指摘した。
米経済拡大も、政府機関閉鎖が足かせ=ベージュブック
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