結果を出す人の仕事術写真はイメージです Photo:PIXTA

経験も豊富で、組織の重要なポジションを任されることも多い40代。しかし、忙しい日々の中でいつのまにか「成長が止まってしまう人」もいる。40代以降も成長し続けるために必要な習慣とは。

ダイヤモンド・オンライン会員限定で配信中の本連載をまとめた電子書籍『結果を出す人の仕事術』(石倉秀明著)の発売を記念して、特別編をお届けする。(構成/ダイヤモンド・ライフ編集部)

40代以降も成長し続ける人と
成長が止まる人の違いとは?

 経験が浅いがゆえになんでもがむしゃらにやれば成長につながっていた20代の頃とは異なり、40代になると成長が止まってしまう人は少なくありません。

 仕事での経験も豊富で、会社でどう立ち回ればいいのかも理解している。正直なところ、今のままでもつつがなく業務を進行することはできます。成長しなくても、なんとかなってしまうのです。

 ただ、生成AIの普及などビジネス環境が目まぐるしく変化する中で、今は良くてもいつか、“戦力外”になってしまう日がくるかもしれません。

 40代以降も成長し続ける人と、停滞してしまう人。その差はシンプルに、新しいことを覚える必要がある場所に身を置いているかどうかだと思います。

 新しい部署でマネジャーをしたり、生成AIを活用して仕事をしたりするなど、コンフォートゾーンを抜け出して、自分がイチから学び直さなければいけない場所に身を置くことが重要です。

自分にとって“アウェーな場所”を
必ず持っておく

 日々の業務に追われていると、自覚のないままコンフォートゾーンに居続けてしまう人もいるかもしれません。そこでオススメなのが、普段の仕事にプラスして、自分が必死に努力しないといけないアウェーの領域を常に一つ持っておくことです。

 副業で事業を始めるのでも、学び直しをするのでも良いです。私は、数年前から英会話のオンライントレーニングをやっています。連載でも書いたように、2023年からの2年間は、大学院に通っていました。

 とにかくアウェーな環境に身を置き、慣れてきたら新しいアウェーを作っていくこと。負荷はかかりますが、必然的に新しいことをやらなければいけないので、確実に成長し続けることができます。

石倉秀明(いしくら・ひであき)
山田進太郎D&I財団 COO。2005年に株式会社リクルートHRマーケティング入社。その後、リブセンス、DeNA、起業などを経て2016年より株式会社キャスター取締役COOに就任(2021年より取締役CRO)。2023年10月の東証グロース市場上場に貢献し、2023年12月からは働き方について研究、調査を行うAlternative Work Labを設立し所長就任(現在も兼任)。FNN系列「Live Newsα」、AbemaTV「ABEMAヒルズ」レギュラーコメンテーター。著書に『これからのマネジャーは邪魔をしない。』(フォレスト出版)、『THE FORMAT 文章力ゼロでも書ける究極の「型」』(サンマーク出版)など。
ダイヤモンド・オンライン会員限定で配信中の連載『「40代で戦力外」にならない!新・仕事の鉄則』の人気記事をまとめた電子書籍『結果を出す人の仕事術』が発売中。