。連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ休止決定の正しさが裏づけられた格好だ。FRBは利上げを昨年は4回実施したが、今年1月には様子見姿勢に転じたことを示唆している。それ以降、数人のFRB当局者が追加利上げを一切口にしなくなった。2019年の利上げ回数を2回と想定した昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)とは状況が様変わりした。FRBは不安定な金融市場、貿易摩擦、昨年末から今年初めにかけての連邦政府機関の一部閉鎖が米国経済に及ぼした影響を点検している。8日の雇用統計に先立ち発表されたその他の経済指標も景気鈍化を示唆した。製造業PMI(購買担当者景気指数)は、製造業の景況感がやや弱まっている様子をうかがわせた。