働き方改革だからこそ、スピーディなパソコンスキルが求められる
さらに、いまは働き方改革。残業せずに高い質の仕事が求められます。パソコンのスピードを少しでも上げてほしいと人事から依頼されるので、私はショートカットを積極的に教えます。初めに私がバーーーッとエクセルを使って見せて、「しっかりトレーニングすれば、エクセル作業はここまで速くできるのです」と言うと、新卒社員のみなさんは目をキラキラさせて研修に参加してくれます。
つくづく私が実感することですが、パソコンスキルは新卒研修と、それから1~2年間の仕事内容で決まると思います。大学生までにいくらパソコンを使っているといっても、たかが知れてます。社会人になってから毎日パソコン使っていれば、そしてショートカットなど正しい使い方を知っていれば十分に高いレベルまで引き上げることができます。良い教材もたくさんあります。これを読んでいる新卒社会人の皆さんは、全く心配する必要はありません。
逆に言えば、パソコン慣れしていない新人に対して、「自力で勉強しろ、そしてスピーディに使いこなせ。じゃあ具体的にどうしろって?おれはパソコン苦手だから分からない」と、おっしゃるビジネスパーソンが多いほうが問題だと思います。パソコンを使わなくなっている世の中ですから、会社全体で、しっかり予算を使いながらパソコンスキルの底上げを図っていただきたいものです。