【ワシントン】米教育省の公民権部門はテキサス工科大学に対し、入学者の選抜に当たり人種を考慮することをやめることを求めた。人種差別禁止に関する連邦法についての政権の見解を学校に押しつける動きだ。  テキサス工科大は2月にこの要求に合意。人種でみた少数派を積極的に優遇する「アファーマティブアクション」を巡る14年間にわたる調査を終結させた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した合意文書の写しで明らかになった。  トランプ政権がアファーマティブアクションを控えるよう学校に求めたのは今回が初めて。入学選考への人種の採り入れを巡る今後の調査の方向性を指し示すものだ。