ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が仮想通貨「ビットコイン」に個人的に投資し、1億3000万ドル(約145億円)余りの損失を出したことが、複数の関係者の話で明らかになった。  孫氏はSBGが2017年に買収した資産運用会社フォートレス・インベストメント・グループのピーター・ブリガー共同会長の勧めで投資したという。ブリガー氏はビットコイン投資家として著名な人物だ。  孫氏はビットコイン市場が熱狂に沸いていた17年終盤に投資。当時、価格は既に年初来で10倍余り上昇していた。正確な投資額は不明だが、ビットコインは17年12月中旬にほぼ2万ドルで天井を打った。