ある金曜日の午前10時9分22秒、リバティー高校でジェームズ・ガイス氏のスマートフォンに通知が届いた。ベイプが使用されている可能性を示す指数が上昇していた。ガイス氏は管理棟を飛び出してゴルフカートに乗り込むと、広い校内を飛ばして通知で特定された「女子トイレE」に到着した。数分も立たないうちにガイス氏はトイレのドアの外にいた。女子生徒1人がトイレから出てきた。「ちょっといい? トイレで誰か他の人と一緒だった?」とガイス氏は話しかけた。同氏はリバティー高校で大麻使用への対処を任されている校内指導員――多くの生徒は密告屋と呼んでいる――の一人だ。さらに2人の女子生徒が出てきた。ガイス氏はベイプセンサーが鳴ったと生徒たちに告げた。「私が逃げたらどうなるの?」と生徒の一人が言った。