ドナルド・トランプ米大統領は3日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談し、ベネズエラ情勢や北朝鮮の非核化などを巡り1時間以上協議した。ただトランプ氏は、ロシアの選挙干渉について、プーチン氏を追及しなかった。米司法省がロシア疑惑捜査報告書を公表して以来、両首脳の接触が伝えられるのは初めて。報告書では200ページ近くにわたり、ロシアがトランプ氏の当選を支援するために、米大統領選に介入していた様子が詳細に記されている。ただトランプ氏はこれまでも、ロシアが選挙に干渉したとする米情報当局の見解に対して、懐疑的な見方を繰り返し示している。トランプ氏は、電話会談でモラー氏の報告書についても触れたが、ロシアの選挙干渉についてプーチン氏に懸念を伝えることはしなかったと述べた。プーチン氏はロシアとトランプ陣営の共謀疑惑を巡る捜査について、「大山鳴動してネズミ一匹で終わった」と述べたという。
米ロ首脳が電話会談、ベネズエラ情勢など協議
有料会員限定
あなたにおすすめ