【ワシントン】ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施した調査によれば、米連邦準備制度理事会(FRB)は利上げサイクルを終え、次は利下げに動くとみるエコノミストが増えている。  今月の調査では、FRBの次の金利調節が引き下げだとみるエコノミストは全体の51%、引き上げだとみるのは49%で、意見はほぼ真っ二つに分かれた。前月の調査では利下げが44%、3月は19%だった。  FRBが利下げ条件をあからさまに協議し始めたことも要因だろう。CMEグループのデータによれば、投資家が織り込むFRBの年内利下げ確率は約58%だ。