米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが急成長中の料理宅配の新興企業へ出資すると発表したことを受け、17日の米株式市場で同業の銘柄が軒並み急落した。だが、希望と浪費に満ちたシリコンバレーを凝縮したようなセクターに資金が流れ込む中、本当の犠牲者を見つけるには、投資家は別の方向に目を向ける必要があるかもしれない。2人の米国人が2013年にロンドンで立ち上げた「デリバルー」は17日、アマゾン主導で5億7500万ドルの資金調達を実施すると発表した。デリバルーの競合で、英国で料理宅配ウェブサイトの先駆け的存在だったジャスト・イートの株価は10%近く急落した。デリバルーと似たサービスを提供するドイツのデリバリー・ヒーローやオランダのテイクアウェイ・ドット・コムも、それぞれの株式市場で売り込まれた。
アマゾンも出資、一段と熱くなる料理宅配市場
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