• ファーウェイに対する禁輸措置の衝撃• ファーウェイに対する禁輸措置の衝撃米中間の貿易戦争が混迷を深めている。そこで使われる武器は、関税など従来のものからテクノロジーへと変化している。これは大きな違いだ。企業や消費者は、関税や為替の変更によって高くなった値段を支払うか、どうしても必要でなければ購入をやめるかを選択することができる。あるいは、代替となる課税対象外の商品やサービスを探すことも可能だ。しかし、中国の通信大手ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)が米国でブラックリストに載せられているように、主要な売り手が主要な市場からブロックされている場合、それは単にドルか人民元かといった問題ではない。ファーウェイがハードウエアとソフトウエアの供給元として依存している米国のハイテク企業が同社への販売を禁じられていることも、全く次元の違う問題となっている。