インフレ時代だから金を買うべき?→投資の神様・バフェットの「答え」が意外だったPhoto: Chip Somodevilla/gettyimages

中東情勢の影響を受けて、これまで以上に日本では物価高への懸念が高まっている。「資産を守るには金(ゴールド)を買うべきか」「今の貯金は大丈夫か」――そんな焦りを感じている人も多いだろう。だが投資の神様と言われるウォーレン・バフェット氏は、こうした局面でこそ“ある一つの資産”に目を向けるべきだと語る。
(イトモス研究所所長 小倉健一)

インフレ時代のウォーレン・バフェットの“生き残り戦略”

 2026年3月、中東の情勢が大きく動いた。アメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃をきっかけに、世界のエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖懸念が現実味を帯びている。これにより原油価格は急騰し、金融市場ではインフレ(物価上昇)への恐怖が急速に広がっている。

 日本は生活を支える原油の多くを中東からの輸入に頼っている。原油価格が上がれば、ガソリン代や電気代だけでなく、食品などの輸送コストも跳ね上がる。私たちの生活費全体が大きく押し上げられるのだ。
 
 ようやく落ち着きを見せつつあった物価高が、戦争という自分たちではどうにもならない要因によって、再び牙をむき出しにしてきたのである。

 このような「インフレ」のニュースが連日報じられると、多くの人は不安に駆られる。「銀行に預けているお金の価値が目減りしてしまう」「今のうちに金などの安全な資産を買っておくべきではないか」と慌てるかもしれない。

 しかし、歴史に名を残す偉大な投資家は、まったく違う視点を持っている。インフレの時代を生き残るための真の答えは、金融商品の中ではなく、私たち自身の中にあるのだ。

「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏は、インフレに対してどのような対策をとるべきか、これまで幾度となく明確な答えを出してきた。