米アルファベット傘下の動画共有サイト、ユーチューブは5日、憎悪をかき立てたり陰謀説を唱えて不安をあおったりする動画を禁止する方針を明らかにしたが、ソーシャルニュース配信を手掛けるストーリーフルによると、インターネット上では発表翌日からこの方針に反発する動きが広がっている。ストーリーフルの分析によると、ソーシャルメディア上では6日、ユーチューブを脅迫するようなメッセージが1時間に約150件書き込まれた。5日の発表前には1時間あたり約30件だった。ユーチューブが発表した方針には、ホロコーストなどの歴史的事件を否定する動画の投稿禁止が含まれる。ツイッターでは「お前が黙らせたやつに気を付けろ#Youtube」という投稿が見られた。またネット掲示板の「8chan」では、ニュージーランド・クライストチャーチのモスクで3月に発生した銃乱射事件と同様の虐殺につながるような攻撃をユーチューブに対して行うよう呼び掛ける書き込みもあった。8chanにはユーチューブの取締役の個人情報も投稿されている。