初恋相手との結婚率はわずか1.0%
「再会」さえ望まない人も多い現実

 皆さんは初恋の人を覚えているだろうか。誰にだって初恋の経験はあるだろうし、淡い思い出として心の中に閉まっている人も多いと思う。

 筆者の場合は、小学校のときに同級生を好きになったことが初恋だったが、残念ながら想いを伝えることもなく、いつの間にか疎遠になってしまった。当時は幼いながらも初恋の彼女との未来を夢想したものだが、彼女と結ばれることはなく、現在、彼女がどこにいて何をしているかも知らない。

 ライフネット生命保険の調査によると、初恋の相手と結婚・婚約した男女の割合は、わずか1.0%に過ぎないという。漫画やアニメなどで描かれる、幼なじみ同士の混じりけのない一途な恋愛に憧れる人はたくさんいると思うが、現実には幸せなゴールインを迎えるケースは少ないようだ。

 実際に、筆者の周辺で初恋の人と結婚した人を探してみたが、残念ながら一組も見つからなかった(もし、該当者がいたら、ぜひ取材したいので筆者のツイッターにご連絡いただきたい)。それどころか、意外だったのは、初恋の人に再会して幻滅してしまった経験を持つ人が想像以上に多いことだ。

 そのことは、データ上でも明らかになっている。ライフネット生命保険の調査によると、「初恋の人と再会したい」と思う人の割合は37.1%と、「再会したいと思わない」の57.3%を大幅に下回る結果になった。

 特に女性は62.0%が「再会したいと思わない」と思っているという。「男性の恋愛は別名保存で、女性の恋愛は上書き保存」という俗説は、ある程度正しいのかもしれない。