ルノーは新しい派手な求婚者に捨てられた。長年のパートナーともっと仲良くやっていくべきだ。ルノーは20年にわたりアライアンスを結ぶ日産自動車が25日の株主総会で諮る経営改革案について、支持しない意向を9日に伝えた。改革案は、両社の会長だったカルロス・ゴーン氏が昨年11月に日本で逮捕された後に策定された。ルノーの不支持は事実上の改革阻止だ。日産は10日、ルノーの新たな姿勢について「遺憾」だと述べた。ルノーは日産に対する自社の影響力が改革によって低下しかねないと懸念しているようだ。しかし、ルノーがアライアンスに及ぼす多大な影響力に日産は長らく不安を抱いてきた。ルノーが議決権付きの日産株を43%握っているのに対し、日産が保有するルノー株は15%にとどまり、議決権もない。時価総額でも販売台数でも日産が勝っているのにだ。
日産とルノー、対等な関係に近づくべきだが
直近のルノーの動きは逆効果 改革決議を不支持の方針で
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