「速く読むと忘れる」は大ウソだった、頭のいい人が“絶対に飛ばさない部分”とは?
「本を読むのが速い人の秘密」がわかった!
読書中、私たちは文字を脳内で“音”に変換し、その音で理解しています。ポイントは「音の理解速度」。ここを鍛えれば、読書は一気に変わります。本連載は、耳から脳を鍛え、速読力を高める「速聴トレーニング」をお伝えするものです。脳を鍛えることで、理解力、記憶力、集中力もアップします。そのノウハウをまとめた『耳を鍛えて4倍速読』の刊行を記念し、本記事を配信します。
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「頭のいい人」が絶対に読み飛ばさない部分とは?
本日は「効率的な読書術」についてお伝えします。
本を読み続けるうちに、「効率よく読めるときほど、実は細部まで読んでいない」という事実に気がつきました。スキミングは、日本語では「飛ばし読み」とも呼ばれます。目的に関係する箇所を素早く見つけるために、重要度の低い部分は読み飛ばすのがポイントです。
科学的な根拠は?
学術的に見ると、スキミングは選択的注意(selective attention)と呼ばれる人間の認知特性を活用した読書法です。人間の脳は、すべてを同じ密度で処理するのではなく、重要な情報に資源を集中的に配分するようにできています。
事実を探すときは、主観は飛ばす
スキミングのコツを1つお伝えします。それは『事実を探すときは、主観は飛ばす』です。
文章には「客観的事実」と「著者の主観」が混在しています。目的によって、どちらに注目するかを変える方法です。具体的な方法をご紹介します。
・「事実」を求めるなら、数字、データ、固有名詞に注目
・「見解」を求めるなら、「思う」「考える」「だろう」などの表現に注目
・不要な内容は大胆に飛ばす
例えば、企業研究をしているなら「~と私は思う」といった主観的部分よりも、「売上高は5年で3倍になった」という事実のほうが重要です。これは目的志向型のスキミングです。
私がビジネス書を読むとき、「何を得たいか」を明確にしてから読み始めます。そうすることで、不要な情報に時間を取られることがなくなりました。
(本原稿は『耳を鍛えて4倍速読』の一部抜粋したものです)







