【ワシントン】米連邦最高裁判所は24日、政府は「不道徳な」商標だと判断した場合でも商標登録を拒否できないと、6対3の賛成多数で判断した。特許商標庁(USPTO)がブランド名にそうした基準を適用したのは合衆国憲法修正第一条違反に当たるとした。  エレナ・ケーガン判事は「表現の自由の法律に関する最も基本的な原理は、表現の伝える概念や見方に基づいて政府が罰し、冷遇し、差別することはできないことだ」とした上で「多くの人々が不快に感じるからといって、政府が見方を罰することを、修正第一条は認めていない」と述べた。