イランのジャバド・ザリフ外相は1日、低濃縮ウランの貯蔵量が2015年の核合意で定められた上限を突破したことを明らかにした。イランが初めて意図的に合意に違反したことで、合意の崩壊につながる可能性がある。  イランは、米国が合意から脱退し、自国に厳しい経済制裁を科したため、合意条件の一部が無視されたとしている。残る英仏独ロ中は、核合意の維持を目指している。  イランは、そのほかの合意条件にも違反する可能性があるとしている。ただ、合意に加わっている各国が米経済制裁による打撃を和らげるような対策をとる場合は、合意に違反する措置をいつでも撤回するとしている。 。