SUV(スポーツ用多目的車)は広々した車内スペースを好む米消費者の間で大ヒットとなった。これを受け、自動車メーカー各社は競うように多様なサイズや価格帯の新モデルを発売している。一部のディーラーやアナリストは、ここまで来ると行き過ぎではないかと指摘。市場が飽和状態になれば、価格を維持できない恐れがあると話す。SUVやクロスオーバー車(CUV)の販売が減速するなか、ディーラーが車を仕入れてから売るまでの日数は長期化。メーカーは在庫が積み上がらないよう販売促進策への依存を強めている。アナリストの話や業界のデータからはそんな状況が浮かび上がる。それでも自動車各社は今後数年間に新モデルをさらに発売する計画で、ショールームには今後、所狭しと新車が並ぶだろう。
SUV新モデル目白押し、メーカーの利益圧迫要因に
競うように多様なモデルを発売しているメーカーに「行き過ぎ」の声も
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