カテーテル検査と
治療を一度に行ってしまうことも!

 特別な理由がなければ、右手首から麻酔をして橈骨動脈(とうこつどうみゃく:手首の脈を触れる血管)から心臓用カテーテルを進めていきます。そして、心臓に栄養を与えている冠動脈に詰まりがないか確認するために、造影剤という薬を注入して動画撮影を行います。以上の検査には、おおよそ30分程の時間がかかります。

 異常が無ければそこで終了です。もし詰まりが見つかれば、その部分を風船で膨らませたり、ステントという金属の管を置いて血管を拡げたりして、血流を再開させます。この場合、追加で1時間半ほど必要になることが多いです。このように、検査の段階で異常があればそのまま治療を行うこともありますし、ケースによっては改めて治療を行う場合もあります。

 最後に費用についてですが、入院およびカテーテル検査を行った場合は、ほぼ間違いなく健康保険の医療費限度額に達します。高額療養費制度というものがありますので、申請をすれば月の上限額を超えた分は戻ってきます。上限額は所得によって異なりますが、多くの方が実際に支払うのは、10万円程度になると思います。

 また、外来でCT撮影を行った場合には細かい撮影方法などでも少し異なりますが、3割負担で2万円程度見ておけば十分でしょう。

森 大(もり・だい)

森 大(もり・だい)
新宿Sクリニック院長
栃木県出身、韓国籍。群馬大学を卒業後は済生会宇都宮病院で研修を行いその後、都立病院循環器内科などで勤務。 現在は都内クリニックに院長として勤務している。その他医療社会人ダンスサークルの運営、不動産投資家としての活動も行っている。趣味は読書、ダンス、ファッション。 インスタグラムやアメブロでの情報発信も継続的に行っている。