【ワシントン】米財務省は18日、イランの核濃縮プログラムに必要な材料調達を支援したとして、複数の企業や個人を制裁対象として追加した。  財務省によると、既に制裁対象となっているイランのTESAが別のイラン企業のベルギー部門を通じて複数の中国企業から金属を購入していた。TESAは核燃料濃縮に必要な遠心分離機を製造している。  イランのジャバド・ザリフ外相は18日、ドナルド・トランプ政権が経済制裁を解除すれば、イランは2015年核合意の履行停止を止めると述べていた。  財務省は、イランが核濃縮プログラムに必要な材料を調達した時期について詳細は明らかにしていない。