グーグルの減速は以前にもあったが、今回は長引くかもしれないとウォール街は懸念している。グーグルの親会社アルファベットは24日午後に4-6月期(第2四半期)決算を発表する。同社株の年初来パフォーマンスは時価総額1000億ドル超の米ハイテク企業の中で最悪だ。前回の決算発表以来、12%下落している。この決算では、グーグルの中核をなす広告事業の減速が判明していた。これほど持続的なアルファベット株の低迷は、前回、2015年早期に広告収入が大きく減速した時以来だ。当時の減速は一過性だったが、アナリストらは今回について大幅な回復を見込んでいない。ファクトセットがまとめた最新のコンセンサス予想によると、グーグルの広告収入の伸びは今年16%と、前年の22%から鈍化する見通しだ。少なくとも向こう2年は10%台半ばにとどまる見込み。アナリストらは4-6月期の広告収入が前年同期比15%増の324億ドルと予想している。