株式相場の上昇が一握りの人気銘柄のパフォーマンスにかかっている時、投資家は不安を感じる。世界の自動車業界でも似たような事態が進行している。利益の伸びが、危険なほど限られた米国のライトトラック市場にかかっているのだ。それでも、米国の消費者がより大型かつ高価な自動車を買い続ける限り、米自動車メーカーは強気でいられる。ゼネラル・モーターズ(GM)が1日に発表した4-6月期(第2四半期)決算は、市場予想を上回った。非常に重要な北米事業が2桁の営業利益率で貢献した。米自動車販売は減少。GMのシェアは縮小する市場の中で横ばいだ。ただ、同社では利幅の厚いトラックとクロスオーバーSUV(スポーツ用多目的車)が販売台数に占める割合が拡大した。その価格は過去最高だった。結果として北米事業の営業利益が前年同期の27億ドルから30億ドルに増加した。
米自動車大手、ライトトラック頼りの落とし穴
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