民泊仲介サイト最大手の米エアビーアンドビー(Airbnb)は、直近の財務データによれば手元資金が豊富で、1-3月期(第1四半期)の総取引額は31%の高成長を果たした。来年前半の上場を視野に入れる中、投資家を引き入れられそうな数字だ。エアビーアンドビーの財務に詳しい複数の関係者によれば、3月31日時点の現金残高は約35億ドル(3730億円)あった。ハイテク企業は膨らむマーケティング費用に財務を圧迫される例が多い。だがエアビーアンドビーは費用を管理しながら成長を遂げている。1-3月期は9100万泊分の宿泊予約があり、予約総額にして94億ドル相当に上ったことが業績に寄与した。この総取引額は前年同期比31%増加した。