米メディア大手ニューズ・コープがニュース・アグリゲーション(集約)アプリを開発している。アルファベット傘下のグーグル・ニュースなどのデジタルプラットフォームがパブリッシャー(ニュース提供元)の仕事に十分な見返りを与えず、特定サイトの記事を重視していないといった懸念に対応することが狙いだ。複数の関係者が明らかにした。新サービスは現在「Knewz.com」と呼ばれており、ウェブサイトとモバイル版のアプリで提供する見通し。初期バージョンは少数のニューズ関係者に公開している。年内に正式に立ち上げる予定だが、日程は未定。ニューズが開発の中止を決める可能性もあるという。関係者によれば、新サービスはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、NBCニュースなどの全米規模の報道機関から雑誌、地方紙に至るまで多数のニュース発信源を利用する計画だ。ニューズはWSJを発行するダウ・ジョーンズを傘下に持つ。