ソーシャルメディアへの投稿によれば、タイラー・ロビンソン容疑者(22)は米西部ユタ州に住む家族の誇りだった。高校の成績は4.0(「オール5」に相当)で、有名大学の奨学金を獲得していた。母親はフェイスブックに「息子の可能性は無限だ」と書き込んでいた。それから4年後、当局は10日にユタバレー大学で講演中だった保守系活動家チャーリー・カーク氏を、ロビンソン容疑者がボルトアクションライフル銃で射殺したと発表した。容疑者は銃弾に「ファシストよ!受け取れ!」「これを読んでいたとしたらお前はゲイだ(笑)」などといったインターネットやゲームから借用した文言を刻んだとされる。当局、友人、そして家族でさえ、ユタ州南西部というモルモン教の拠点で、共和党員の両親に育てられた優等生が、どのようにして暗殺容疑者になったのか理解に苦しんでいる。容疑者は過去に無党派として有権者登録をしていた。