米連邦準備制度理事会(FRB)は先月の利下げについて「単一の説明」に手を焼いている。FRB当局者がさまざまな理由から利下げを支持したためだ。  ジェローム・パウエルFRB議長には、23日のカンザスシティー地区連銀主催の国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)など、当面の課題は、米景気悪化の明確な兆候が欠ける中、利下げを継続する理由を明らかにすることだ。  パウエル議長はジャクソンホールでの講演で、次の動きへのFRB当局者の合意形成を始めることができる。FRBは9月17、18の両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で次の動きを決定する可能性がある。