ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の記者が30日、中国からの退去を余儀なくされた。当局が査証(ビザ)更新に必要な記者証の発給を拒み、査証の期限が切れたためだ。シンガポール国籍の王春翰(Chun Han Wong)記者は2014年から北京在勤。記者証は毎年更新されてきた。WSJは先月末、外国人記者が中国で職務を行うのに必要な政府発行の記者証の更新を申請していた。更新手続きは通常、数日で完了する。中国外務省は理由の説明を控えている。王記者はオーストラリアの法執行機関と情報機関が注目している習近平国家主席のいとこに関する記事を共同で執筆していた。
WSJ記者、中国から退去 記者証更新されず
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