香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、大規模な抗議デモを引き起こした「逃亡犯条例」改正案を撤回する見通しだ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。改正案の撤回はデモ隊の5大要求の1つであり、デモに対する支持が広がるのを防ぐ狙いとみられるが、3カ月に及ぶ混乱が収束するかは不透明だ。抗議デモを受けて行政長官は6月、 中国本土への容疑者移送を可能にする改正案を棚上げすると表明。ただ、正式な撤回は見送ったことで事でデモは一段と大規模になり、一部は行動が過激化して警察と衝突する事態になっていた。
香港行政長官、逃亡犯条例改正案を撤回へ
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