欧州のサッカーファンは飲み物を投げつけるなどの過激なやり方で試合を妨害して、出入り禁止になる場合がある。その後でこっそり再入場しようしても、スタジアムにある顔認証システムが立ちはだかるかもしれない。デンマークのクラブ「ブレンビューIF」は7月中旬、コペンハーゲン郊外にある本拠地のスタジアムに、パナソニックが開発したセキュリティーカメラとソフトウエアを導入した。同クラブは最大2万5000人の観客を動員する試合ごとにこのシステムを利用。50~100人の出入り禁止リストにのったファンを見つけ出す。「われわれは秩序を乱す一部のファンを1~3試合の間、入場禁止にしている。いら立ってピッチにビール瓶を投げたりする人々だ」と、ブレンビューの広報マネジャー、クリスチャン・シュルツ氏は話す。
欧州のサッカー場、顔認証技術で過激サポーター対策
機械学習システムを活用、乱暴な客をつまみ出すデンマークのフットボールクラブ
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