気がつくと、1日があっという間に過ぎ去っているあなたへ。
人生は、思っているよりもずっと短い。限られた時間を「自分第一」で生きるためにはどうしたらいいのだろうか?
その答えが、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(クリス・ギレボー著、児島修訳)にある。本稿では同書から特別に一部を公開する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・佐藤里咲)

【要注意】「がむしゃらに働き続けた人」に突きつけられる残念すぎる末路Photo: Adobe Stock

タスクをこなすだけの毎日にうんざり

「1年で6500個もタスクを片付けたのに、何も残らなかった。」

会社の上司から、こんな話を聞いた。
その上司は10年ほど前、ToDoリストを管理するサービスを使っていたという。
そのサービスには、1年の終わりに「年間でこなしたタスク数」を表示する機能があった。
ある年、表示された数字は6500件。

だが、それを見た上司はこう感じた。
「これだけ必死にやってきたのに、何も残っていない」

毎日タスクをこなし続けた結果、残ったのは達成感ではなく、空虚さだった
これは、決して特別な話ではない。多くの人が同じ罠にはまっている。

ToDoリストの罠に気づく

著者累計100万部を突破した話題作『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』では、タスクの処理ばかりを目的にしてしまう状態を以下のように指摘している。

ToDoリストにたくさんのことを詰め込みすぎると、結局は重要なことを何もできずに1日が終わってしまうことがある。進捗がないとやる気が失せ、毎日、何かをやろうとするのに、それを達成できないという空回りの状態が続いてしまう。気分は落ち込み、ますます悪循環にはまり込む。
『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p348)より引用

1日ではなく、1年で考えよう

では、どうすればいいのか。
答えはシンプルで、「1日」ではなく「1年」で考えることだ。

1年間といった長い時間軸を持つことで、意義を感じられる大きな目標に向かって、じっくりと取り組んでいける。
作家としての私のお気に入りの例は、本の執筆だ。極端に短い本でない限り、1日で本1冊を書き上げることは不可能だが、1年という時間があれば、長編を書くことも可能である。
毎日の仕事や私生活がうまくいかなくて苦労しているときは、長期的な目標を立て、コツコツと努力を積み重ねていくと気持ちが楽になる。
あなたは、1年間かけて何を達成したいだろうか。

『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』(p357~358)より引用

結局、タスクをこなすこと自体を目的にすると、どれだけ積み上げても何も残らない。
重要なのは、「1年後に何が残るか」という視点で行動を選ぶことだ。

今日のToDoではなく、1年後の成果から逆算して、今日を使う。
あなたは、この1年で何を残すのか。

(本稿は、『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』の発売を記念したオリジナル記事です)