• 割安株よりも高いパフォーマンスを見せたモメンタム株• 割安株よりも高いパフォーマンスを見せたモメンタム株米国金利が今後さらに低下に向かって進む中、再びモメンタム株が急速に割安株を追い抜きつつある。昨年末に、3カ月間のパフォーマンスが最も良かったS&P500指数の10銘柄に投資していた場合、現時点で32%の上昇を得ることができた。対して、予想株価収益率(PER)が最低水準だった10銘柄の全体の上昇幅は12%だ。ただし、モメンタム株だけに投資するのはリスクが高すぎる。モメンタムが止まれば、手元に残るのは割高な株だけで、そのセクターの動向に賭けることになってしまう。8月末までの3カ月間で最もパフォーマンスが高かった4銘柄のうち3銘柄は、半導体関連企業だった。残る1銘柄の、債券の電子取引プラットフォームを運営するマーケットアクセス・ホールディングス(MKTX)の1株当たり利益(EPS)は10%台半ばの伸びを見せてはいるが、予想PERも73倍となっている。